弥勒 / Miroque

2007年3月5日 伽藍堂レコード
絶対無 5枚目アルバム

Miroque - jacket front

弥勒 / Miroque

Miroque

5. Jennifer
     ジェニファー

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6. Sharan
     しゃらん

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7. Icarus
     イカロス

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8. Time perplexes time oneself
     時間自らの迷い

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9. Red moon - epilogue
     赤い月 - 結章

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アルバム・レビュー

Miroque
4Stars
2011/09/09

My first impression for ZETTAIMU was that they play Japanesque traditional music with weirdly solemn atmosphere (especially around voices) based on Japanese oldie and goodie songs, also tinged with modern pop or mainstream light rock. No complex rhythm structure nor warping sound appearance around this project and material, but it can be said progressiveness (not progressive rock) that "naturally, not artificially" they could pick up mainstream pop music and cultivate in Japanese traditional music culture. Their lyrics are mainly Japanese, that notify us something mysterious and psychedelic far from Western hemisphere - in Japan psychedelic rock has got much influential upon progressive rock scene, and much renowned all over the world, and this phenomenon can be seen in ZETTAIMU project. Not sharp-edged sound procedure but their voices and lyrics can be stuck like an icepick into our mind, mysteriously.

Hisashi FURUE has said he should not play progressive rock but a mixture music with Japanese traditional music and rock music he'd listened to and played, based upon Japanese atmosphere called "Wa". He might not need complex rhythm collection at all but simultaneously he might wonder why nobody had tried to do such a natural mixture, I consider.

This album "Miroque" they could not take enough time to produce, Hisashi mentioned, but I've felt we can get enough intensive Japanesque traditional pop via their instruments. As a result, we can call them progressive, even without complexity nor eccentricity of sound structure. Let me say you can realize another appearance of progressive music. Recommended.

Miroque
0Star
2007/08/26

CD ジャーナル - 音楽雑誌

アメリカ・ツアーも経験した4人組の5作目は、呪術的な歌詞やエキゾティックな旋律を、深い情念を感じさせる女性ヴォーカルが切々と歌い上げている。基本はシンプルなギター・ロックだが、英米のそれとは微妙に異なるサイケ感覚が独特な空気を醸しだしている。
Miroque
0Star
2007/04

FOOL'S MATE - 音楽雑誌

”和風”とすでに”風”が付く段階でそれはスタイルのひとつである。逆に言えば、”和”そのものを奏でることなど、ロイヤル・マター以外にあるだろうか。
それはともかく、女性Vo・Kanakoの歌を軸に据えているのでアマテラス神系にのっとった編成はうなずけるが、
この5thでの音楽性にはこれみよがしな”和”はほとんどなく、英詩のサイケ・トラッドやダブすらも自分たちの”和”に馴染ませている点が優れている。
絶対無の音楽も”和風”なのだろうが、”風”よりもっと根源にリンクした感触が素晴らしい。
Miroque
0Star
2007/02

EURO-ROCK PRESS- 音楽雑誌

【56億年の彼方に】
前号で前作「花魁」を紹介したから早いペースに思えるが、実は前作は05年リリースだったので、実際には久々となる新作。 要子(かなこ)のヴォーカルに顕著だった、前作でのこぼれ落ちるような色香、それが多少落ち着いてしまったように感じるのは惜しい気がするものの、
9曲約50分、各メンバーの曲想は格段に膨らんだ感があり、それでいてこのバンドが根底に持っている和テイストは存分に際立つ作りとなっている。 オルターナティヴとシンフォニックの中間でポップ・ロックを奏でる、という印象のあったバンドだが、このアルバムはこれまでになく、いわゆる日本のプログレ購買層にアピールしそうな感じ。
Miroque
0Star
2007/??/??

​匿名

07年に発表された第5作目。今回もちょっと泥臭いような日本独特な楽曲ばかりで、唯一無二の存在感を誇示している。和音階がとにかく特徴的で、Voも結構味があっていいと思う。そして絶対にメジャーにはなりそうもない楽曲が個人的にはとても好き。また、今回は非常に落ち着いていて、しっとりとした曲が多くて聴いていてなんか癒されてしまった。
Miroque
4Stars
2007/07/20
暗い。でも、ただの暗さとは違うような。枯れてるっていう感じ? すごく変わったサウンド。
Miroque
0Star
2007

diskunion - Japan Music Shop

HeavyかつDarkなサウンドをベースに独自の日本的旋律/楽器を導入、海外でも評価の高いJapanese Rockバンド、'07年作が遂に登場!前作『花魁』の路線を引き継ぎつつ、ジャケットにも示される通りさらに古典/純日本的な要素を増した力作。サウンド/arr.もより深みを増すと共に、日本的仏教/人生観を反映した、どこか達観したような感覚も心地よい、素晴らしい一枚です。
Miroque
3Stars
2010/02/20

This is a band from Japan who have changed their stye of music over the years, which is why they're listed in Crossover-Prog. This is their latest album and it's minimalistic with almost mono-toned female vocals. Very melancholic as well. This style appeals to me which is why i'm giving it 3 stars, but in reality I have a hard time getting into this one.
"Red Moon-Prologue" is an intro track with the wind blowing as the sound builds. Some vocal melodies too. "I Don't Need Anything Else" is melancholic with vocals, bass and drums standing out. The guitar comes to the fore after 3 minutes. "Anyone Is Loved By Someone" is laid back and fairly dark to start. Reserved vocals before a minute. It picks up after 4 minutes with some nice bass before settling again with that melancholic vibe. "Time Like An Arrow" is more upbeat with vocal melodies. Vocals join in and the guitar comes and goes. "Jennifer" opens with strummed guitar and some percussion. Male and female vocals on this one although the male vocals become more prominant.

"Sharan" opens with a Japanese stringed instrument of some sort as female vocals join in. Bass too. It's heavier before 4 minutes. "Icarus" features female vocals and a beat that comes and goes. Guitar 2 minutes in and a fuller sound follows. "Time Perplexes Time Oneself" opens with some nice guitar. Vocals follow. The guitar here is so raw, I like it. "Red Moon-Epilogue" is brighter with vocals. Piano after a minute. It's kind of jazzy. Back to the brighter sound again. Wind 3 1/2 minutes in as the mood changes. Piano and vocal melodies join in.


I think you'd really have to be into this melancholic, minimalistic style of music to really enjoy this one.

Miroque
5Stars
2007/05/16
プログレ好きの友だちにたまたま教えてもらい、プログレ入門できました。 絶対無というバンドの音は構えていたプログレとはずいぶん違いました。聞きやすくて入門にはぴったりでした。メロディーが覚えやすくかっこいいです。特にギターとベースが気に入りました。
Miroque
4Stars
2007/03/16
雑誌を見て知りましたが、今までに聴いたことのないサウンドです。 こんなバンドいるんですね、日本に
Miroque
0Star
2007

MUSEA - French progressive rock label that produced MIROQUE

ZETTAIMU is the name of Japanese guitarist Hisashi FURUE's project, who is attracted by British Progressive rock as much as he is by traditional music and rhythms from his own country. In 1989, six years after its creation, the band recorded a first album called "My Grandma Says...". The next one only arrived about nine years later and was called "In the Decadent Times" (1998): a very good work indeed. In turn, "What Can I Do" was released in 2003.

Four years later, ZETTAIMU joins the Musea-Poseidon stable, releasing the brilliant "Miroque" (2007). Either minimalist, experimental, song-oriented, post-rock, gothic ala THE CURE, or Crimsonian, these nine tracks achieve a certain stylistic consistency, particularly through very dark atmospheres, and the presence of female vocalist KANAKO. She confirms, if needed, the immense admiration of Japanese female vocalists for the great Kate BUSH.
Here is one more pawn to be observed on the Japanese Progressive rock chess-board !

Miroque
0Star
2007/03
和の精神をロックに取り込んだサウンドで、海外のオルタナ系からプログレ系のメディアでも賞賛と注目を集めているJapanese Rockグループによる最新作です。前作と同様にベースとキーボードを兼任するギターリストの古江氏、ドラマーの松橋氏、そしてリードボーカリストの要子さんの3人を中心核としてアルバムが制作されています。ニューアルバムの「Miroque」(弥勒菩薩の弥勒でしょう)では、前作とはだいぶ色合いが異なり内省的な部分がクローズアップされている楽曲が多いと思いました。スタイル的には、2作前の「What Can I Do」アルバムに収録されている哀愁と儚い部分を強調した楽曲に近いと感じるリスナーもいるでしょう。絶対無の場合は楽曲指向のものが多く、要子さんのリードボーカルやメロディーを中心とした路線は継続して守っています。

今回の作品はアルバムジャケットや歌詞にも現れているように、
かなり精神的にディープな領域を見据えたような印象を持ちました。アルバムの前半は、特に人間の内面を捉えるばかりでなく、なにか寺院や境内の中に足を踏み入れたかのような荘厳な気持ちにさせられるサウンドだと思います。人間の内側やその世界観を覗いてみたかのような音楽が好きな人には、結構面白いと感じられることでしょう。本人たちは、こんな表現はきっと嫌がるでしょうが、プログレ系リスナーには最新作のMiroqueが琴線に一番ヒットするかもしれません。彼らの場合は、特にプログレッシヴ・ロック的サウンドを意図的に狙っている訳ではありませんが、このPILGRIM WORLDサイトを参考にしているProg Metal系を中心に色んな音楽を楽しんで聴いているリスナーに何かを感じ取ってもらえる可能性があると思うのです。

今まで以上に深く内面的な日本の侘び寂び、そして「ものの憐れ」をロックのフォーマットで表現をしているところが、他の追随を許さないかのような凄みがあります。そこが絶対無の特徴でもあり強力な武器と僕は思うのです。バンドのサウンド自体はあくまでも欧米のRockグループに近いものでありながら、作曲面を担当するリーダーの古江 尚氏のサウンドメイキングやプレースタイルにかかると多くの日本の「和」をテーマにしたものとは、異なる独自の世界を作り出しています。特にこのMiroqueでは、日本の精神世界への扉を開くかのような不思議な音作りとオリジナリティを発散している・・・と言うのは過言でしょうか?。特に今回はジャケットなどのイメージからか、平安時代~鎌倉時代~室町時代のの和歌や随筆ものにも通じるかのようです。他の楽曲を聴いていると、まるで藤沢周平の小説でも読んでいるかのような、そんなことも想起させる場面もありました。そうかと思うとアルバムの後半には、元々彼らが影響を受けてきた英国や欧州のロックバンドやポピューラー音楽の影響下にあるであろうサウンドやスタイルを和の精神に囚われすぎないような楽曲やプレーを、サラリと出す引き出しも持っており痛快です。

正直この作品に1回対峙したときには、前の2作が躍動感や情熱と言った側面が強くて入りやすかっただけにMiroqueという作品の静けさと水墨画のような佇まいに、若干の戸惑いを感じたこともあります。ですが、時間を置いて楽曲をひとつずつ紐解いていくと、非常に練られた内容になっており、表面的に和を取り繕った凡百のグループの音楽を蹴散らすほどの迫力と信念が感じられました音のひとつひとつ、そして細部にわたって邦楽が培ってきた音楽世界とメンバーが深い憧憬を持ってやまない欧米の音楽への昇華が、このMiroqueの至るところで結実を見せたと思います。とはいうものの、リードボーカルの要子さんの親しみやすい歌声によって決して難解ではなく、むしろ分かりやすさを見せているというのは注目に値するでしょう。また新たな絶対無の音楽観を垣間見ることができたような気がします。ものの憐れを邦楽風ロックサウンドで形成していることに注目しつつ、肩肘を張らずに身をゆだねて聴くことをお薦めします。

レコーディング秘話・エピソード・ネタばれ

Miroque

このアルバムのアレンジはミニマル・・・とよく評されるが、実は・・・!? - 【談】絶対無・古江

上述のいくつかのレビューにも「このアルバムのアレンジはミニマル・・・・」と書かれていますが、実はたまたまそうなっただけなんですよ。
アルバム発売記念ツアーの予定を決めるときに、当初はサンフランシスコのバンド「Neither/Neither World」が対バンだったのですが、彼らの西海岸ツアー予定をまず決めて、その予定から逆にレコーディングのスケジュールを決めてしまったんです。まだ1年近く時間があるので何とかなるかな・・・くらいの軽いノリで。

前アルバム「花魁」ではメンバー全員がスタジオに入っての曲作りは一度もなく、その反省もあって今回は全員がスタジオ入りし、演奏しながらみんなのアイデアを出し合って、少しずつ楽曲をまとめ上げようと思ったんです。

ところが、スタジオでのセッションを重ねても期待したようにほとんどアイデアがまとまらず、時間だけが過ぎていきました。特にドラマーの松橋さんが悩んでしまい、全レコーディング予定時間の半分以上をドラム録音に使う結果になったんです。ドラム録音後に定石通りベースを録り、ギターなどの上モノを重ねていきますが、その後のボーカル録りやミックスダウンの時間を考えたら、もはや残り時間がなくなっちゃったんですよ。(泣)

僕自身の曲作り手順としては、最終的なギターアレンジはキーボードのアレンジと絡めて考えるので、時間がなくなった時点でギターアレンジも仮で終わるし、キーボードはなしということ。焦りましたが、仕方ない。​

なので、このアルバムの楽器構成は中途半端になり、音は「スカスカ」なんです。

極めつけは・・・マスタリングのスタジオ予約日の前日夜中2時までベース録音をやって、それから自宅に帰って未完成のギター、キーボードを徹夜で録音。朝ちょっとだけ寝てマスタリングスタジオへ。
ちゃんと演奏できているかホントに不安抱えたまんまマスタリングスタジオへ。

他メンバーといい音のスピーカから出てくるサウンドを聞いて、みんなそれぞれ驚きですよ!
ある曲は酷いリズムで、極端なボリュームダウンとリバーブでごまかす始末・・・

一応仕上げた後の打ち上げでは、僕は睡眠不足もありかなりヘベレケ・・・記憶がとんじゃった(笑)

ところが・・・「怪我の功名」とは言いませんが、そのスカスカの音がそれなりの効果をもたらして、ミニマルな音になりました。。。松橋さんのおかげです。

クレジット

​Produced and arranged by Zettaimu

Engineered by Hisashi Furue

Mixed by Hisashi Furue & T.Ohnishi

Mastered by Dani (D-Sound)

Recorded in Tokyo, JAPAN. 2006

::

ZETTAIMU

Hisashi Furue - vocals, acoustic guitar, electric guitar, pianos,

electric bass, keyboards, synthesizer, etc.,

Michinobu Matsuhashi - drums

Kanako - vocals and background vocals

Tomoaki Ohnishi - electric bass, pianos, etc.,

::

SPECIAL THANKS

H.Masuda (POSEIDON), Shubun Nakamura, Satsuki Shinjyo (GARDEN'S), Yaging

(C)2007 Garando Records. Tokyo, JAPAN

​(P)2007 The Copyright in This Sound Recording is Owned by Garando RecordsTokyo, JAPAN

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